日本エフ・セキュア株式会社は、F-Secureが2007年上半期のデータセキュリティ総括を発表した。トピックによると、世界各地の事件とともにヨーロッパに被害をもたらした暴風雨に関する報道を、巧妙なソーシャルエンジニアリングによりユーザに読ませるように仕向けるスパムが1月に配布された。その結果スパムの添付ファイルとして配布されたトロイの木馬「Small.DAM」が爆発的に広がった。またマイクロソフトのWindows Vistaには、多数のセキュアな機能が搭載されているが、マルウェア作成者はこのような機能を出し抜くため、Vistaに残る古い脆弱性を見つけだそうとしていること、ハッカーが銀行を狙ったトロイの木馬を利用するケースの増加や、ワームがインスタント・メッセンジャーに入り込むケースなどもトピックに挙がっている。http://www.f-secure.co.jp/news/200706201/