去る5月に米国カリフォルニア州のカーソン市で、財務官のラップトップ・コンピュータをハッカーが攻撃。市の財源4万5000ドルを奪ったと『ロサンゼルス・タイムス』が報じた。狙われたのは、カーソン市のカレン・アヴィラ財務官で、市から提供されて使用しているラップトップにキーロガーが仕掛けられていたという。結果、アヴィラ財務官が打ち込むキー入力を監視することで、市が利用する金融機関のパスワードを不正に獲得している。犯人は、5月23日には9万ドルをノース・カロライナのディエゴ・スミス名義の口座へ送金。成功に味をしめた犯人は、翌日24日には35万8000ドルを、今度はミシガン州の銀行口座に送っている。事態に気付いたアヴィラ財務官は直ちに送金差し止め処理を行った。盗まれた資金の9割は凍結となり、無事だったが、残りの4万5000ドルについては、現在シークレットサービスの捜査官が追っている。4万5000ドルは…【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──この記事には続きがあります。全文はScan Security Management本誌をご覧ください。◎有料版Scan申込> http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m02_ssm