●疑問視されたTSAの情報管理TSAが所有しているその他の外付けハードドライブやラップトップの数量については、漏洩事件後、TSAが用意したFAQの質問でも挙げているが、正確な数については明らかにしていない。しかし、5万人を越える職員を抱え、また数百カ所の事務所を世界中に持つ組織であるということで、相当数を所有していることは示唆している。外付けのハードドライブは、人事部の管理区域で保管されていた。5月7日付けの『Federal Times』によると、ハードドライブに保管されていたデータは、暗号化処理がされていたかは分からないとしている。TSAでは規定のデータセキュリティ処理手順が守られていたか、現在、調査中ということだが、もし違反があったと判明した場合は、関係者に何らかの懲戒処分を下すことをすでに表明している。連邦政府機関からの情報漏洩では、2006年の5月に、退役軍人局のラップトップと外付けハードドライブが、職員宅から盗難されるという事件があった。これらのハードには2650万件の個人情報が入っていたということで大問題となった。事件を受けて、6月には行政管理予算局が、全ての連邦政府機関に対して新しいセキュリティ・ガイドラインを作成、その実施を勧めている。ガイドラインでは…【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──この記事には続きがあります。全文はScan Security Management本誌をご覧ください。◎有料版Scan申込> http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m02_ssm