米国司法省の調べで、FBIが160台に上るラップトップ・コンピュータを紛失していたことがわかった。そのうち10台には極秘情報が入っていた。これは、2002年2月1日から2005年9月30日までの期間に対する調査に基づく。調査結果を発表したのは、司法省のグレン・ファイン検察官が率いるチームだ。FBIのスタッフは、銃火器などもほぼ同数を紛失、もしくは盗難に遭ったとしている。FBIでは2万台を超えるラップトップを保有しており、前回の監査では、同じく4年間に300台のラップトップなどを盗難・紛失していることから、状況は改善していると言えなくもない。10台に入っていた情報だが、FBIのスタッフに関する個人情報が1台に、他には対諜報活動やテロリズム対策の重要な情報が入っていた。さらに問題は、残りの150台のうち、51台に入っていた情報がはっきりしていないというものだ。また、51台のうち7台は、諜報活動やテロリズム対策を扱う部署が所有していた。ラップトップに重要情報が入っているかどうかだが、前回の調査時でも大きな問題になっており、極秘情報が入っているかどうかを管理できるよう、状況改善を求められていた。その結果…【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください) http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec