セコムトラストシステムズ株式会社は、本年1月4日より特許庁が開始した、インターネット利用による国際出願に対応した電子証明書発行サービスを開始した。特許庁では、2004年4月からISDN回線を利用したPCT国際出願(134ケ国/2007年1月現在)の受付サービスを提供しているが、本年1月4日からは、インターネットからも出願できる受付サービスを開始した。この開始に伴いPCTインターネット出願では、データ量の制限が大幅に改善されたのに加え、近年顕著に増加している英語による国際出願の受付も可能となった。また、今回、電子証明書の採用により手続者の特定や、通信の暗号化・出願データの改ざん防止といったセキュリティの確保が可能となった。PCT国際出願は、各国の要請に応じた言語、様式という煩わしさや非効率性を改善するために設けられた国際的な出願制度であり、一つの出願で米国をはじめとする世界の主要国に対して出願した効果を取得することができるため、初期費用の繰り延べや各国毎の手続という煩雑さを避けることができる。http://www.secomtrust.net/news/2007/ns_gidhodo_20070125.html