NRIセキュアテクノロジーズ株式会社は1月19日、全国のインターネット利用者を対象に実施した情報セキュリティに関するアンケート調査の結果をまとめ、「情報セキュリティに関するインターネット利用者意識 2006」として発表した。レポートによると、インターネット利用者の約3分の2がインターネットのトラブル遭遇経験ありと回答しているのをはじめ、約半数(45.5%)の企業においては、社員の私物パソコンを会社LANに接続することを明確には禁止しておらず、また、仕事を持ち帰って自宅で業務をしている会社員も約4割になることが明らかになった。中には、少数ながら、接続を禁じている場合でも「私物のパソコンをネットワークにつなげたことがある」(1.4%)や「自宅で仕事をすることが禁じられているが、自宅で仕事をすることがある」(7.4%)という回答もあり、情報漏洩対策や内部統制の不備によるリスクの存在がまざまざと窺える。調査は2006年11月17日〜11月21日に実施され、調査方法はインターネットでのWebアンケート。調査対象者は2,321名(うち会社員1,266名)で男女比はほぼ同数。なお同調査レポートは、同社サイトにて無料で閲覧・ダウンロードが可能。http://www.nri.co.jp/news/2007/070119.html