インターナショナルデーターコーポレイションジャパン株式会社は1月9日、国内セキュリティサービス市場動向および予測を発表した。発表によると、2005年のセキュリティサービス売上は、システムインテグレーターが提供する市場で2,372億円、通信事業者が提供する市場は1,520億円であった。2004年から継続して外部脅威に対するセキュリティ対策および情報漏洩対策の需要が拡大し、セキュアシステム構築サービスおよびセキュリティシステム管理サービスが成長している。システムインテグレーターでは、セキュアシステム構築サービスの売上が66.6%を占め、セキュリティシステム運用管理サービスが26.9%、その他セキュリティコンサルティング、セキュリティ教育/トレーニングとなっている。2010年まで年間平均成長率(CAGR)9.2%で成長し、2010年には3,679億円まで拡大すると見ている。一方、通信事業者は、自社の通信網を利用した通信サービスの一環として大規模システム向けのファイアウォールやVPNの構築、および監視を中心としたセキュリティサービスを展開している。2010年までCAGR25.3%で成長し、2010年には4,697億円まで拡大すると見ている。http://www.idcjapan.co.jp/