株式会社富士通ビー・エス・シーは12月20日、情報セキュリティソフト「FENCEシリーズ」の新機能を開発し、新バージョンとして1月23日から販売を開始すると発表した。本シリーズは、業務上の重要データを暗号化し、セキュリティを確保する「FENCE-Pro」、USBキーを用いた本人確認で、権限に応じたアクセス管理統制を実現する「FENCE-AP」、職務に応じたアクセスコントロールで企業内部からの情報漏洩を防止する「FENCE-G」、業務プロセスを可視化する、操作監視・メール監査を支援する「FENCE-Tracer」で構成されるソフトウェア製品。新バージョンでは、「FENCE-Pro」および「FENCE-G」の各設定情報がWindows標準のActive Directoryに統合され、セキュリティポリシーの一元的な管理が可能になった。Active DirectoryにおけるID管理を強化することで、堅牢なアクセスコントロールと暗号化ソリューションがシームレスに実現できる。大規模な組織変更や人事異動が発生した場合でも各設定情報は自動的に適用され、管理者の作業負担を大幅に削減することが可能となっている。また「FENCE-Pro」にドライブ暗号化機能を追加するなど、それぞれのソフトウェアが機能強化されている。http://www.bsc.co.jp/release/2006/1220.html