米McAfee社は12月1日、同社のセキュリティ研究機関であるMcAfee Avert Labsの専門家が予測した、2007年の特徴的な脅威トップ10を発表した。予測では、1位はeBayなどでパスワードを盗み出すWebサイトの増加、2位がスパム、特に画像入りスパムの増加、3位がWebビデオの普及によるMPEGファイルを狙った攻撃となっており、これまで以上に手口の巧妙化とプロ化・組織化が進むものとみられている。また、携帯電話の多機能化による攻撃の拡大(4位)、ディスクの既存ファイルを改変するファイル感染型のマルウェアやウイルスの復活(8位)なども指摘しており、07年は新たな脅威が出現する可能性があると警告している。これ以外では、アドウェアやボッドの増化、情報盗難・紛失の社会問題化などを予測している。同社ではこれらの脅威、悪性プログラムを回避するために、企業も個人ユーザーも常に最新のウイルス定義ファイルに更新し、最新の修正プログラムをインストールするべきだと勧告している。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_06b.asp?pr=06/12/01-2