IPA/ISEC(独立行政法人情報処理推進機構 セキュリティセンター)は11月29日、「企業における情報セキュリティ事象被害額調査」および「国内におけるコンピュータウイルス被害状況調査」[2005年]を公開した。この調査は、最新のコンピュータウイルス関連の被害実態および対策の実施状況を把握し、コンピュータウイルス対策を推進するために実施されたもの。「企業における情報セキュリティ事象被害額調査」は、ウイルスや不正アクセス、情報漏洩といった情報セキュリティ事象が発生した場合、企業にどの程度の被害額が発生するのかを調査したもの。調査結果によると、不正アクセス(SQLインジェクション)による被害額推計は1企業あたり約5,000万円から1億円超、Winnyによる情報漏洩被害に係る被害額推計は1企業あたり約100万円から2,800万円であった。http://www.ipa.go.jp/security/fy17/reports/virus-survey/index.html