ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は7月20日、元社員(26歳)が在職中に不正アクセスを行い、所轄警察に逮捕されたと発表した。これは元社員が、オンラインゲーム「ラグナロクオンライン」のゲームサーバに不正にアクセスし、仮想通貨を不正に作出、RMT業者に販売していたというもの。同社では、本年3月24日にラグナロクオンラインにおけるゲーム内仮想通貨の異常値を検出し、社内調査によって同元社員の不正行為が発覚した。元社員は直属上司のアカウントを盗み見ることで入手し、このアカウントでゲームサーバーにアクセス、ゲーム内仮想通貨を不正に作出していた。作出したゲーム内仮想通貨は、RMT(リアルマネートレード)業者に販売し、その利益を自己の借金返済や遊興費に充てていたという。同社では、不祥事が発生したことを厳粛に受け止めており、今後も警察の捜査に協力するとともに、管理監督のあり方についても再度厳正に点検し、コンプライアンスの徹底と再発防止のための内部管理体制の一層の充実・強化に取り組むことで、皆様からの信頼回復に全力を挙げていくとしている。ガンホー:元職員による弊社への不正アクセスについて http://ir.gungho.jp/html/pdf/prs20060720.pdf 「ネットゲームで急成長するRMTの市場、事業者、セキュリティ実態セミナー」を開催(NS総研)http://www.netsecurity.ne.jp/1_7155.html