日本エフ・セキュア株式会社は6月30日、2006年上半期のデータセキュリティを総括したレポートを発表した。レポートでは、WMF形式のファイルを処理するWindows Graphics Renderingの脆弱性を狙ったウイルスに始まり、MacOS Xに感染する初のウイルス「Leap.A」の登場、プログラムの存在を隠蔽する「ルートキット」を利用するマルウェアの増加などを取り上げて、今年上半期のセキュリティ動向を見渡している。また、今後、拡大するかもしれない携帯電話などをターゲットにしたモバイル・マルウェアや映画やワールドカップに便乗したウイルスメール、あいかわらず流行しているフィッシング詐欺などについても言及しており、利用者に警戒を怠らないよう注意を促している。http://www.f-secure.co.jp/news/200606301/