監査法人トーマツは6月26日、デロイト トウシュ トーマツおよびそのメンバーファームが実施した、世界の金融機関を対象としたセキュリティ調査「2006 Global Security Survey」の結果を発表した。結果では、外部者からセキュリティ攻撃を受けた金融機関の割合が78%(前年26%)に達し、49%(同35%)の組織が内部者によるセキュリティ攻撃を経験している。また、外部者からの攻撃の半数以上がフィッシング/ファーミングで、次いでスパイウェア/マルウェアの使用が挙げられる。さらに2006年のセキュリティ優先課題の上位5項目にID窃盗およびアカウントの不正利用(58%)、個人情報管理(41%)が入るなど、さまざまな脅威を回避するための対策を取り始めていることが明らかになった。http://www.tohmatsu.co.jp/news/2006/press0626.shtml