独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は4月18日、ISO/IEC15408に基づくITセキュリティの認証業務を拡充、暗号モジュールにおいて電子政府推奨暗号リストなどに示された暗号アルゴリズムが適切に実装されているか否かの試験などを行う「暗号モジュール試験及び認証制度」(JCMVP)の試行運用を開始すると発表した。2006年3月に、暗号モジュールセキュリティ要件を定めた国際標準規格ISO/IEC 19790が制定されている。同規格は、米国・カナダで実施中の暗号モジュール試験および認証制度CMVPが用いているFIPS PUB 140-2を基に策定されたもの。今回試行する制度(JCMVP)は、上記のISO/IEC 19790およびFIPS PUB 140-2の翻訳版を、暗号モジュールセキュリティ要件として採用したものとなる。なおIPAは、数件程度、無償でJCMVPの試行運用を実施する。http://www.ipa.go.jp/about/press/20060418.html