トレンドマイクロ株式会社は3月6日、2月度のウイルス感染被害マンスリーレポートを発表した。発表によると、2月のウイルス感染被害の総報告数は6,188件で、先月の7,593件から千件以上の減少となった。感染被害件数はスパイウェア「SPYW_GATOR」が283件で引き続き1位となった。2位には95件で「ADW_WEBSEARCH」、3位には80件で「ADW_SHOPNAV」と、トップ3は先月と変わらず、スパイウェアやアドウェアが上位を占めたことも先月と同様であった。ワーム型では、2種類のBOTに報告が集まった。従来、ワームは大量に電子メールを送信するマスメール型が代表だったが、今回報告が集まったBOTはマスメール活動を行わない。一昨年は「WORM_NETSKY」などが世界的な流行を引き起こしたが、現在ではマスメール活動を狙う新種の登場は減少傾向にある。トレンドマイクロでは、マスメール活動による大規模感染の可能性は今後も低くなっていくとみている。トレンドマイクロ:ウイルス感染被害レポート - 2006年2月度http://www.trendmicro.co.jp/