警察庁は、コンピュータ技術やネットワークを悪用した犯罪「サイバー犯罪」の平成17年中の検挙および相談受理状況等についての取りまとめを発表した。平成17年の検挙件数は3,161件で51.9%増加している。それらの犯罪は、不正アクセス禁止法違反が277件で前年の約2倍に、またネットワーク利用犯罪では、詐欺が1,408件で前年の約2.6倍に増加、インターネット・オークションを利用した詐欺が多数を占めた。また、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口等が受理した相談受理件数は84,173件で前年と比べて19.2%増加しており、詐欺、悪質商法に関する相談は約1.2倍、インターネット・オークションに関する相談は約1.3倍に増加した。不正アクセス、ウイルスに関する相談も約1.8倍に増加している。 http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h17/image/pdf28.pdf