大日本印刷株式会社は2月22日、ネットバンキングの安全性を高めるワンタイムパスワード認証システムを構築したと発表した。本システムは、従来のIDとパスワードに加え、ICキャッシュカードが生成する1回のみ有効なワンタイムパスワードを使用してログイン時の認証を行う新しいセキュリティシステム。本システムは、ワンタイムパスワードを生成するソフトウェアを組み込んだICキャッシュカードと、専用の表示装置を利用するサービス。ユーザが表示装置にICキャッシュカードを挿入すると、ICチップに組み込まれたソフトウェアがワンタイムパスワードを生成し、表示装置の液晶画面に表示する。金融機関のサイト上での従来のIDとパスワードに加え、ワンタイムパスワードを入力することにより、ユーザの認証を行う。また、平成18年春より株式会社三菱東京UFJ銀行が提供する「MUFG NET PLAZA口座一覧管理サービス」のセキュリティ強化策として、本システムを利用した実証実験を開始する予定だ。http://www.dnp.co.jp/jis/news/2006/060222.html