ウェブセンス・ジャパン株式会社は2月14日、米Websense社Security Labsが発表したIE(Internet Explorer)の新たなゼロデイ脆弱性について注意を呼びかけている。この脆弱性は、以前悪用されたことがある「ドラッグ・アンド・ドロップ」の脆弱性と似ており、悪用されると、エンド・ユーザの承諾なしでコードを実行できる可能性があるという。この脆弱性を悪用するには、専用のWebサイトを作成してユーザをだまし、アイテムをひとつのウインドウから別のウインドウにドラッグ・アンド・ドロップするように仕向ける。新しくアクティブになったウィンドウ上でユーザがマウスのボタンを離すと、ユーザの承諾なしでコードが実行される。同社ではこの脆弱性について、悪用が容易ではないとしながらも危険性がないとは言い切れないとして注意を呼びかけている。なお、米国時間2月13日現在では、この脆弱性を悪用するサイトは確認されていないとしている。Websense Security Labshttp://www.websensesecuritylabs.com/alerts/alert.php?AlertID=423