米ニューヨーク州の連邦地裁は1月6日、SONY BMGの「rootkit」入り音楽CDをめぐる集団訴訟において、和解案を予備承認した。これによって、SONY BMGはFirst4Internet社のXCP技術およびSunnComm社のMediaMax技術を組み込んだ音楽CDの製造を中止する。 また、SONY BMGは問題の音楽CDを購入した顧客に対し、「rootkit」が入っていない同じ楽曲を提供する。なお、一部顧客にはSONY BMGのほかの曲をiTunesなどのダウンロードサービスを経由して提供する。 連邦地裁はさらにSONY BMGに対し、今後デジタル著作権管理(DRM)機能を音楽CDに組み込む際には、事前に詳細な検査を行うことと販売時に消費者への説明を行うことを求めた。Sony BMGhttp://sonybmg.com/SONY BMG、XCP以外のコピー制限技術にもPC乗っ取りの危険性(2005/12/08)SONY BMG、XCP削除ツールの新バージョンを発表(2005/12/06)XCPソフトウェア収録CD、国内でも販売中止と店頭在庫の回収(205/11/21)SONYのコピー防止機能搭載CDにrootkit、更新により削除される(2005/11/04)