9月23日、米国に本社をおくクレジットカード決済代行とリスクマネージメントの大手企業CyberSourceが、カードシステムズ・ソリューションズの全資産を獲得する仮契約書に署名したと発表した。カードシステムズは5月、4000万件という大量の個人情報漏洩事件を起こしていたことが明らかになっていた。それも、カード会社との契約に違反して、処理後も保管していたデータを盗難されたということで、7月に、VisaおよびAmerican Expressがこの10月31日付けで契約を解消することを発表。大きな痛手を受けていた。特にVisaについては、処理件数が多かったこともあり、上院金融サービス委員会のデータ保護の規制化について話し合っていた小委員会のヒアリングでも、契約解消の決定を考え直して欲しいと求めていた。しかし、決定は翻らず、カードシステムズは、事件の結果、業界やマスコミ、政府などからの反応を受け、厳しい状況に置かれていた。【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec