株式会社シマンテックは9月27日、インターネットセキュリティ脅威レポート第8号を発表した。同レポートは半年に1回発表されるもので、今回は2005年1月1日から6月30日までの期間のレポートとなっている。今期は、金銭獲得を目的とした悪意のあるコードが増加したほか、企業ネットワークの境界部ではなくデスクトップを狙う傾向がさらに強まったとしている。また、秘密情報をさらしてしまう脅威については、報告件数上位50件のうち74%となり、前期(2004年下半期)の54%から上昇している。この種の脅威は、特にクレジットカード情報や銀行取引の情報漏洩が起こった際には膨大な金銭的損失につながる恐れがり、オンラインショッピングやインターネットバンキングが普及するにつれて、このような懸念が一層強まっているといえる。http://www.symantec.com/region/jp/news/year05/050927.html