サンフランシスコのFBIのコンピュータ侵入スクアッド(Computer Intrusion Squad)とコンピュータ・セキュリティ協会(Computer Security Institute)がサイバー犯罪のレポートを発表した。レポートによると、回答者のセキュリティ事件による平均損失は、2004年は20万4000ドル。これは2003年の52万6000ドルからの61%の減少だ。一方、ハッキングをはじめとする権限なしのコンピュータシステムの使用については2003年から増えた。金銭的な損失の原因としては、ウィルスによるものが最大で、4200万8000ドル。損失額の32%を占める計算だ。次いでは、権限なしのアクセスで、3100万2000ドルと損失額総計の24%だ。権限なしのアクセスは昨年、被害が急速に拡大。2003年は5万1545ドルの損失でしかなかった。【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec