ACCS(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会)は7月26日、同協会が運営する「著作権・プライバシー相談室〜ASKACCS」Webサイトから個人情報が流出した事件において、ACCSおよび個人情報の流出被害を受けた個人3名が提起していた民事訴訟について、東京地方裁判所で和解が成立したと発表した。この事件は、元国立大学研究員が同サイトから不正な方法で個人情報を含むファイルを入手し、さらに入手方法と個人情報の一部をイベントで提示することで個人情報を流布・拡散させる行為を助長したとするもので、同研究員はすでに不正アクセス禁止法違反で有罪判決が確定している。民事訴訟では、元国立大学研究員が損害を賠償し、謝罪文を提出することに合意し、和解に至った。なお、ACCSに対する謝罪文は、7月25日から1ヶ月の間、同サイトで公開することにも合意した。ASKACCS個人情報流出事件に関する損害賠償請求訴訟の和解成立について http://www.askaccs.ne.jp/houkoku15.html