サイバーディフェンス社からの情報によると、Larry Wallのバージョン5.8.6以前のPerlに含まれるsetuid Perlバイナリに、ローカルで攻撃可能なバッファオーバーフローが見つかった。これにより、root権限で任意のコードが実行される可能性がある。Perlインタープリタには、I/Oデバッグの機能が含まれている。デバッグに使用される環境変数の1つに、PERLIO_DEBUG変数がある。この問題は、PERLIO_DEBUG環境変数が設定されており、suid Perlスクリプトが非常に長いパスで実行された際に発生する。バッファオーバーフローは、perlio.cで定義されているPerlIO_debug()ルーチン内のsprintf()への呼び出し部分で発生する。この脆弱性により、ローカルで任意のコードがroot権限で実行され、システムが乗っ取られる可能性がある。※この情報は株式会社サイバーディフェンス( http://www.cyberd.co.jp/ )より提供いただいております。サイバーディフェンス社の CyberNoticeBasic サービスの詳細については下記のアドレスまでお問い合せください。 問い合わせ先: scan@ns-research.jp 情報の内容は以下の時点におけるものです 【14:25 GMT、6、11、2005】