開発言語のPerl 5.8.6以前のPERLIO_DEBUGにローカルで攻撃可能なバッファオーバーフローが見つかる | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

開発言語のPerl 5.8.6以前のPERLIO_DEBUGにローカルで攻撃可能なバッファオーバーフローが見つかる

サイバーディフェンス社からの情報によると、Larry Wallのバージョン5.8.6以前のPerlに含まれるsetuid Perlバイナリに、ローカルで攻撃可能なバッファオーバーフローが見つかった。これにより、root権限で任意のコードが実行される可能性がある。Perlインタープリタには

製品・サービス・業界動向 業界動向
サイバーディフェンス社からの情報によると、Larry Wallのバージョン5.8.6以前のPerlに含まれるsetuid Perlバイナリに、ローカルで攻撃可能なバッファオーバーフローが見つかった。これにより、root権限で任意のコードが実行される可能性がある。Perlインタープリタには、I/Oデバッグの機能が含まれている。デバッグに使用される環境変数の1つに、PERLIO_DEBUG変数がある。この問題は、PERLIO_DEBUG環境変数が設定されており、suid Perlスクリプトが非常に長いパスで実行された際に発生する。バッファオーバーフローは、perlio.cで定義されているPerlIO_debug()ルーチン内のsprintf()への呼び出し部分で発生する。この脆弱性により、ローカルで任意のコードがroot権限で実行され、システムが乗っ取られる可能性がある。


※この情報は株式会社サイバーディフェンス( http://www.cyberd.co.jp/ )より提供いただいております。
サイバーディフェンス社の CyberNoticeBasic サービスの詳細については下記のアドレスまでお問い合せください。
 問い合わせ先: scan@ns-research.jp
 情報の内容は以下の時点におけるものです
 【14:25 GMT、6、11、2005】
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×