米国、ペンシルバニア州で、高校生3人が教育委員会のコンピュータサーバに侵入し、学生やスタッフの個人情報にアクセスしていたとの発表があった。これは、3人のうちの1人が、別の友人にハッキングにより社会保険番号を調べたという事実を話したことから事件が発覚。驚いたその友人が教師に報告し、教育委員会の知るところとなった。ハッキングを行ったのは、ペンシルバニア州のカーライル地区の高校2年生1人と、3年生2人。3人は、5月19日から26日の間、サーバからスタッフや学生の生年月日、住所、社会保険番号にアクセスしていた。現在は停学処分中で、捜査を受けている。また、今後は学校のコンピュータネットワークの使用を禁止される。しかし、問題は3人がいかにして、安全とされるシステムに侵入したかだ。「システムはコンピュータソフトの開発研究プロジェクトに使用されていて、極秘のパスワードを通じてのみアクセスが可能だった」と、同教育委員会のセキュリティ担当者は首をかしげる。侵入経緯について、捜査を担当するメアリー・ダーハム警視は「3人は非常に聡明で、システム全体をナビゲートすることができた」と説明する。「そして、様々なことを根気強くやってみて、とうとうセキュリティホールを見つけ出した」【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec