内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は5月30日、IT戦略本部の下に「情報セキュリティ政策会議」を設置すると発表した。政府では、同本部が平成16年12月7日に決定した「情報セキュリティ問題に取り組む政府の役割・機能の見直しに向けて」に基づき、設置の準備を行っていた。本会議は、情報セキュリティ政策に関する基本戦略の策定や、その事前評価、事後評価の実施および結果の公表、安全基準の策定、各府省庁の情報セキュリティ対策に対する勧告の実施、緊急事態対応に向けた取り組みの実施などを行うといった機能を有する「日本の情報セキュリティに関する問題の根幹に関する事項を決定する母体」となる。議長は内閣官房長官で、議長代理にはIT担当大臣が務める。構成員には国家公安委員会委員長、防衛庁長官、総務大臣、経済産業大臣などが名を連ねる。 http://www.bits.go.jp/050530seisaku-press.pdf