分散型サービス使用不能攻撃の首謀者、指名手配される | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

分散型サービス使用不能攻撃の首謀者、指名手配される

Kevin Poulsen(SecurityFocus)
2004年11月6日(土)13:01 GMT

国際 海外情報
Kevin Poulsen(SecurityFocus)
2004年11月6日(土)13:01 GMT

 現在、逃亡中のマサチューセッツのビジネスマンが分散型サービス使用不能(DDoS)攻撃を委託した容疑で初めて訴追され、米連邦捜査局(FBI)の重要指名手配犯のリストに載った。同攻撃の実行犯とされている 5 名は連邦裁判所に出廷する予定だ。

 Jay Echouafni 容疑者(37 歳)は、コンピュータ不正侵入の幇助および教唆そして陰謀の罪に問われている。ロサンゼルスの連邦裁判所の大陪審が認めた 5 つの訴因に基づき起訴されたが、現在逃亡中だ。オンラインで衛星放送機器を販売している Orbit Communication 社の最高経営責任者(CEO)の Echouafni 容疑者は 3 店のオンライン・ショップの機能を停止させるために、仕事仲間に紹介料を払ってコンピュータの地下組織の人物を雇った疑いがもたれている。結果、その 3 店のオンライン・ショップは長時間の機能停止に陥り、ショップおよびそのサービス・プロバイダが被った損失額は 200 万ドルと推計される。

 Echouafni 容疑者は昨年の 3 月、マサチューセッツで逮捕された後、750 万ドルの保釈金で釈放され自宅に戻っていた。政府機関の資料によると、同容疑者の事件がまだ予審の段階であるのに、その夏に失踪したという。それは、同容疑者の妻と子供が "米国内外を自由に旅行できるよう" 弁護士が申請したところ認められ、彼らのパスポートが返却された直後だった。8 月に行われた FBI の発表によると、Echouafni 容疑者の故郷であるモロッコに逃亡したと見られている。

 今週、ワシントン・ポスト紙が FBI の有名 Web サイト『10 大重要指名手配犯』リストの関連ページである Crime Alert のサイトに今回の DDoS 攻撃の首謀者を発見した。但し、そのサイトでは彼の名前は Saad Echouafni と記されている。


[情報提供:The Register]
http://www.theregister.co.uk/

[翻訳:関谷 麻美]

(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec

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