一般ユーザを対象にしたインターネットセキュリティ調査結果を発表(シマンテック) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

一般ユーザを対象にしたインターネットセキュリティ調査結果を発表(シマンテック)

 株式会社シマンテックは6月10日、「インターネットセキュリティ総合調査」の結果概要を発表した。この調査は、全国の一般インターネットユーザ1,000名を対象にしたインターネットを利用する上でのセキュリティ意識調査で、調査時点は2004年5月。調査項目は、ウイルス、

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 株式会社シマンテックは6月10日、「インターネットセキュリティ総合調査」の結果概要を発表した。この調査は、全国の一般インターネットユーザ1,000名を対象にしたインターネットを利用する上でのセキュリティ意識調査で、調査時点は2004年5月。調査項目は、ウイルス、不正アクセス、スパイウェア等に対する認識や不安、対策のほか、廃棄PC内のデータ消去やパスワード管理、子供のインターネット利用など。

 調査結果によると、インターネット利用上での不安について、回答者の87.9%、特に女性の91%が「個人情報の漏洩」をあげている。その他は、ウイルス感染が86.7%、不正アクセスが52.4%、スパム(迷惑)メールが49.9%、スパイウェアが28.9%、「とくに不安はない」という回答者は2.0%であった。
 また、不正アクセス/スパイウェア対策については、「Windowsアップデートをこまめに実行」が39.5%、「ファイアウォールを介してインターネットに接続」が33.7%、「素性のわからないフリーソフトなどはダウンロードしない」が32.3%という結果であり、基本的な対策をしているユーザの比率があまり高くないことが判明した。一方、パスワード管理(記録)方法については、「自分の頭で記憶」が47.8%ともっとも多く、ついで「手帳などに手書き」が40.8%、「PC内のファイルに保存」が15.2%、「登録完了画面などをそのままPC内に保存」が11.3%、「PCのディスプレイに紙などを貼り付ける」が3.3%であった。

 今回の調査結果についてシマンテック代表取締役社長の杉山隆弘氏は、「調査では、多くのユーザがウイルス以外のインターネット上の脅威に不安を抱きながらも、積極的に対策をとっているユーザの比率は低いことが判明しました。インターネットの脅威が複雑化かつ巧妙化している現在、安全にインターネットをお使いいただくためには個人情報の漏洩も防ぐ総合セキュリティ対策が不可欠です。」とコメントしている。

http://www.symantec.com/region/jp/news/year04/040610.html
《ScanNetSecurity》

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