企業は通常、攻撃を受けてから慌ててセキュリティ・インフラを強化する。しかし、セキュリティ会社 Top Layer 社の EMEA 責任者の Paul Lawrence 氏は、そのやり方は間違っている上にコストがかかると指摘する。同氏は、交通事故を商売の種にするような悪徳弁護士同様のやり方("それは我々のリソースにとって負担となる")に辟易しており、企業が早急にシステム防護の強化に向けて事前の策を講じるよう勧告している。
「この防護メッセージは実現しておらず、また企業はセキュリティ上の危険を管理する真の戦略を開発していない」と Lawrence 氏は本誌に語った。
Top Layer 社は新興の不正侵入阻止製品の市場において大手企業だ。従って、同氏が提示する問題は利己的な意味合い以上のものを示唆している。つまり、彼の見解はあながち的外れではないということだ。