*Nix 管理者、脆弱性の修正が急務 | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

*Nix 管理者、脆弱性の修正が急務

John Leyden
2003年9月18日 12:42 GMT

国際 海外情報
John Leyden
2003年9月18日 12:42 GMT

 数日前のパッチのリリースに伴い、*Nix システム管理者にとっては多忙な週となった。そのパッチとは、Sendmailや openSSH、DB2 など人気のあるアプリケーションに確認された脆弱性を修正するものだ。

 *Nix の技術者らは、同僚の Windows システム管理者がここ一ヶ月間猛威を振るった Blaster や Sobig、Nachi などの防御に苦労する姿を他人事のように笑って見ていたのだが、今度は自分らがその苦労を味わうはめになった。

 まず、人気のある OpenSSH セキュリティ・パッケージのユーザはバッファ・オーバーフロー不具合の危険性があるため、バージョン 3.7.1 にアップグレードする必要がある。

 その脆弱性を攻撃者が悪用した場合、ヒープ・メモリを不正使用し、サービス使用不能の状況を引き起こす可能性がある。「攻撃者は任意のコードを実行することも可能かもしれない」とセキュリティ情報センター CERT は警告する。CERT のアドバイザリには、OpenSSH コードを含むソフトウェア・ディストリビュータからのパッチや OpenSSH プロジェクト自身のアップデートのリンクが含まれている。

 OpenSSH アドバイザリには、その不具合に関する技術的説明が詳しく掲載されている。

 OpenSSH は SSH (Secure Shell) 通信スイートの無償バージョンで、Telnet、Rlogin、RSH そして FTP のようなプロトコルのセキュアな代替品として使用されている。

 SSH Communications Security 製品は OpenSSH と異なるコードベースを持つため、この不具合の問題の影響を受けない。

 さらに、広く普及している Sendmail メールサーバ・パッケージもバッファ・オーバーフロー脆弱性の影響を受ける。


[情報提供:The Register]
http://www.theregister.co.uk/

[翻訳:関谷 麻美]

(詳しくはScan本誌をご覧ください)
http://shop.vagabond.co.jp/m-ssw01.shtml
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×