ウイルス対策ベンダ各社が、新種のワーム「Bugbear.B」の被害が増加していることを受けて警報を発表、注意を促している。Bugbear.Bは、昨年大きな被害をもたらしたBugbearの亜種であり、電子メールなどを介して拡散する。感染すると複数の悪意ある動作を行う複合型のワームで、大量メール送信のほかセキュリティプログラムの停止、キーストロークログ保存、バックドア機能などを装備している。Bugbear.Bはマイクロソフトの「不適切な MIME ヘッダーが原因で Internet Explorer が電子メールの添付ファイルを実行する」という脆弱性を利用しているため、対応するパッチをあてていれば感染することはない。