セキュリティホール情報<2003/05/13> | ScanNetSecurity
2025.03.16(日)

セキュリティホール情報<2003/05/13>

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脆弱性と脅威
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※ 下記の情報は、SCAN シリーズの「Scan Daily EXpress」の見出しを転載したものです
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<プラットフォーム共通>
▽ Phorum
 Phorumのバージョン3.4.1は、HTMLインジェクションの脆弱性が存在する。リモートの攻撃者は"subject"や"author's name"、"author's email"フィールドに不正なスクリプトを埋め込んだメッセージを送信することで、クッキーベースの認証資格証明を参照できる可能性がある。

▽ miniPortail
 miniPortailのバージョン1.9から2.2には、'admin/admin.php' が原因でリモートの攻撃者に権限を昇格されるセキュリティホールが存在する。[更新]

▽ Ethereal
 Ethereal の tvb_get_nstringz() および tvb_get_nstringz0() は、細工されたパケットを処理できないことが原因でバッファオーバーフローの問題が存在する。攻撃者にこのセキュリティホールを悪用された場合、リモートから任意のコードを実行される可能性がある。 [更新]

▽ TCP/IP
 TCP/IP は適切ではないフラグコンビネーションを取り扱うことが原因で、セキュリティホールが存在する。攻撃者にこのセキュリティホールを悪用された場合、リモートからファイアウォールを回避して不正アクセスされる可能性がある。 [更新]

▽ sendmail
 sendmailのparseaddr.c 内にある prescan() 関数は、細工 (非常に長い)されたメールヘッダフィールドに対して適切なチェックをしていないことが原因で、バッファオーバーフローの問題が存在する。攻撃者にこのセキュリティホールを悪用された場合、リモートから任意のコードを実行される可能性がある。[更新]


<その他の製品>
▽ AirPort Base Station
 アップルコンピュータのAirPort Base Stationは、認証資格証明を暗号化していないことが原因でセキュリティホールが存在する。リモートの攻撃者はスニッフィングツールを使用することでアドミニストレーションアクセスできる可能性がある。

▽ CMailServer
 Windows用メールサーバソフトCMailServerのバージョン4.0.2003.03.27にはバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。リモートの攻撃者は"MAIL FROM"あるいは"RCPT TO"フィールドに過度に長いストリングを含んだeメールメッセージを送信することでバッファオーバーフローを引き起こし、システム上で任意のコードを実行したりシステムをクラッシュできる可能性がある。

▽ Intuity Audix
 Intuity Audixのボイスメールには、パスワードをプレーンテキストで送信することが原因でセキュリティホールが存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者からパスワードを参照されたり、不正にログインされる可能性がある。

▽ PowerLink
 PowerLinkのバージョン1.7.3.1には、機密性の高い情報を参照されるセキュリティホールが存在する。リモートの攻撃者は絶対的あるいは相対的なパスを含む細工されたURLを送信することで、システム上のファイルを参照できる可能性がある。 [更新]

▽ eServ
 Windows用ソフトのeServには、メモリリークが原因でDoS攻撃を受けるセキュリティホールが存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者からメモリを消費される可能性がある。 [更新]

▽ NetEngine 6100-4
 VerilinkのNetEngine 6100-4ルータにはDoS攻撃を受けるセキュリティホールが存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者からルータをクラッシュされる可能性がある。 [更新]

▽ FTGate
 FTGate Proのバージョン1.22は、バッファオーバーフローの脆弱性が存在する。リモートの攻撃者は過度に長いストリングを含んだコマンドをRCPTTO:あるいはMAIL FROM:に送信することでバッファオーバーフローを引き起こし、サーバを応答不能にしたりサーバ上で任意のコードを実行できる可能性がある。 [更新]

▽ Opera
 OperaのWindows版バージョン7および6には、ファイルネームエクステンションを十分にチェックしていないことが原因でヒープオーバーフローの脆弱性が存在する。リモートの攻撃者は極端に長いファイルエクステンションを送信することでオーバーフローを引き起こし、システムをクラッシュできる可能性がある。 [更新]

▽ Pi3Web
 Pi3Webのバージョン2.0.1には、DoS攻撃を受ける脆弱性が存在する。リモートの攻撃者は細工されたGETリクエストをサーバに送信することでスタックベースのオーバーフローを引き起こし、サーバをハングアップできる可能性がある。 [更新]


<Microsoft>
▽ Windows Media Player
 Windows Media Player は適切な方法でスキンファイルをダウンロードしていないことが原因で、セキュリティホールが存在する。攻撃者にこのセキュリティホールを悪用された場合、リモートから任意のコードを実行される可能性がある。 [更新]


<その他の製品>
▽ CMailServer
 Windows用メールサーバソフトCMailServerのバージョン4.0.2003.03.27にはバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。リモートの攻撃者は"MAIL FROM"あるいは"RCPT TO"フィールドに過度に長いストリングを含んだeメールメッセージを送信することでバッファオーバーフローを引き起こし、システム上で任意のコードを実行したりシステムをクラッシュできる可能性がある。

▽ eServ
 Windows用ソフトのeServには、メモリリークが原因でDoS攻撃を受けるセキュリティホールが存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者からメモリを消費される可能性がある。 [更新]

▽ Opera
 OperaのWindows版バージョン7および6には、ファイルネームエクステンションを十分にチェックしていないことが原因でヒープオーバーフローの脆弱性が存在する。リモートの攻撃者は極端に長いファイルエクステンションを送信することでオーバーフローを引き起こし、システムをクラッシュできる可能性がある。 [更新]


<UNIX共通>
▽ LTris
 FreeBSD Ports Collection 2003-02-25に含まれるLTrisのバージョン1.0.1には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在する。この脆弱性を悪用されると、ローカルの攻撃者にシステム上で任意のコードを実行される可能性がある。

▽ OpenSSH
 OpenSSHのバージョン3.6.1p2およびそれ以前には、PAMサポートの問題でタイミング攻撃を受けるセキュリティホールが存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者に機密性の高い情報を参照される可能性がある。

▽ Firebird Database
 Firebird Databaseのバージョン1.0.0および1.0.2には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者に権限を昇格され、、システム上で任意のコードを実行される可能性がある。 [更新]

▽ Happymall
 Happymallのバージョン4.3および4.4は任意のコードを実行されるセキュリティホールが存在する。リモートの攻撃者はnormal_html.cgi あるいはmember_html.cgi 細工されたURLを送信することで、システム上で任意のコードを実行できる可能性がある。 [更新]

▽ KDE
 KDE の Ghostscript は細工された PS/PDF ファイルに対して適切なチェックをしていないことが原因で、セキュリティホールが存在する。攻撃者にこのセキュリティホールを悪用された場合、リモートから任意のコードを実行される可能性がある。 [更新]


<FreeBSD>
▽ SLASH'EM
 FreeBSD Ports Collection 2003-02-25に含まれるSLASH'EM
 (SuperLotsaAddedStuffHack - Extended Magic)バージョン0.0.6E.4F.8には、ファイルのパーミッション設定が不安定なことが原因でセキュリティホールが存在する。この脆弱性を悪用されると、リモートからシステム上で任意のコードを実行される可能性がある。


<Linux共通>
▽ Konqueror
 KDE 3.0.3に含まれるKonquerorのバージョン3.0.3は、DoS攻撃を受けるセキュリティホールが存在する。リモートの攻撃者は不正なWebページを作成することで、訪問者のCPUリソースを100%消費させたり、Webブラウザをクラッシュできる可能性がある。

▽ Kernel
 Linux kernel は実装上の原因により、Linux kernel によって大量に生成される子プロセスに対して ptrace を使用することでセキュリティホールが存在する。攻撃者にこのセキュリティホールを悪用された場合、ローカルから権限を昇格される可能性がある。 [更新]


<リリース情報>
▽ Linux kernel 2.5.69-bk7
 2.5.69-bk7がリリースされた。
 http://www.kernel.org/

▽ Linux kernel 2.4.21-rc2-ac1
 2.4.21-rc2-ac1がリリースされた。
 http://www.kernel.org/

▽ Webmin 1.090
 Webmin 1.090がリリースされた。
 http://www.webmin.com/

▽ Usermin 1.020
 Usermin 1.020がリリースされた。
 http://www.webmin.com/index6.html

▽ Opera 7.11 (英語版)
 Opera 7.11 (英語版)がリリースされた。
 http://www.opera.com/

▽ DeleGate 8.5.4
 DeleGate 8.5.4がリリースされた。
 http://www.delegate.org/delegate/


<セキュリティトピックス>
▽ サポート情報
 トレンドマイクロのサポート情報が複数アップされている。
 2003/05/12 更新
 http://www.trendmicro.co.jp/esolution/newsolution.asp

▽ サポート情報
 日本ネットワークアソシエイツ、ここ一週間のあいだに更新(あるいは新掲載)されたQ & A
 2003/05/12 更新
 http://www.nai.com/japan/pqa/pqa_newqa.asp

▽ 資料・統計
 警察庁:総合セキュリティ対策会議 平成14年度第5回発言要旨を発表
 http://www.npa.go.jp/hightech/security/index.htm

▽ 資料・統計
 警察庁:「アクセス制御機能に関する技術研究開発の状況等に関する調査」報告書を公開
 http://www.npa.go.jp/hightech/accesscontrol-2/index.htm

▽ 資料・統計
 警察庁:「不正アクセス行為対策の実態調査」報告書を公開
 http://www.npa.go.jp/hightech/cyberterror/nsresearch07/index.htm

▽ ウイルス情報
 トレンドマイクロ、WORM_FIZZER.A
 http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_FIZZER.A

▽ ウイルス情報
 シマンテック、W32.HLLW.Fizzer@mm
 http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.hllw.fizzer@mm.html

▽ ウイルス情報
 IPA/ISEC、「W32/Fizzer」ウイルスに関する情報
 http://www.ipa.go.jp/security/topics/newvirus/fizzer.html


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