情報処理振興事業協会セキュリティセンター(IPA/ISEC)は5月1日、2003年第1四半期[1月〜3月]の不正アクセス届出データを発表した。発表によると、2002年第3四半期の届出件数は合計95件。うち実被害があった届出は31件。被害原因のトップは「古いバージョン、パッチ未導入など」で合計6件とのこと。届出種別では、不正なアクセス形跡を発見した「アクセス形跡(未遂)」の届出が全体の約5割を占める53件。また、感染は免れたがワームを発見・検出した届出「ワーム形跡」は11件(+7%)と増加の傾向にある。届出者別の内訳では、個人からの届出の割合が全体の約4分の3にまで増加している。http://www.ipa.go.jp/security/crack_report/20030501/03q1.html