今回のイラク戦争関連でWeb改ざんを行ったクラッカーグループは、おもに2002年5月から活動を開始している「USG(UNIX Security Guards)」とマレーシアのクラッカーグループと推測される「dum.my and tum.my」である。
USGは、米Net Access Corporation の保有する特定のIPアドレスにホスティングしていると推定されるサイトを連続して改竄し、その後、米HostRocket Web Servicesの保有するIPアドレスにターゲットを変更した。dum.my and tum.myは、米Hurricane Electric社が保有する特定のIPアドレスにホスティングされていると推定されるサイトを連続して改竄。 どちらのグループにも共通していることは、ターゲットがLinuxサーバであること、また、特定のIPアドレスにホスティングされているサイトを連続的に、つまり、機械的に改ざんしたことである。