Scan Daily EXpress は、2003年3月20日から開始されたイラク戦争にともなうクラッキング活動が激しさを増していると発表した。 クラッカーグループ USG(UNIX Security Guards) が改竄した米英のサイトは、400件を突破した。 ターゲットは、Linux に絞られており、戦争開始から継続して活発な活動を続けている。ごく一部 Windows2000 のサーバも含まれていることが確認されている。 現在は、1分間に3〜4件のサイトが改竄されており、2003年3月20日から2003年3月21日10:00の間に改竄サイトされたサイトは500件以上となっている。1,000件を超えるのも時間の問題と思われる。 いまのところ、日本のサイトの改竄は確認されていない。 クラッカーグループによる改竄活動は過去にもあったが、今回は数とスピードの点でこれまでのものを大幅に上回る規模で進行中である。 昨日までの時点では、USG (UNIX Security Guards) 以外のクラッカーグループ(SHADOW BOYS)の活動も目立っていたが、21日に入ってからは USG の活動一色となっている。 しかし、USG(UNIX Security Guards) のターゲットとなったサイトのIPアドレスは、本日に入ってからは 209.123.62.2 に集中しており、物理的に複数のサーバが連続して改竄されているわけではない模様である。このIPアドレスを保有しているのは、米国の Net Access Corporation であり、ISP事業、データセンター事業をいとなんでいる。Scan Daily EXpresshttp://shop.vagabond.co.jp/m-sdx01.shtml