情報処理振興事業協会セキュリティセンター(IPA/ISEC)は12月4日、2002年11月度のコンピュータウイルス届出状況を発表した。11月の届出件数は1,408件と、前月の1,510件をやや下回った。届出上位のウイルスは、1位が「W32/Klez」で613件、2位「W32/Bugbear」が185件、3位「W32/Opaserv」が113件。また、今月発見された新種ウイルス「W32/Brid」が54件で5位に挙がった。これらのウイルスは、セキュリティホールを悪用し、Outlookではメールを開いただけで、Outlook Expressではメールをプレビューしただけで感染する。11月に届出のあったウイルスは全部で39種類であった。また、IPA/ISECでは、年末年始に向けてクリスマスカードや年賀状に見せかけたウイルスやデマメールなどが出現する可能性があり、事前の予防策が必要であるとしている。http://www.ipa.go.jp/security/txt/2002_12.html