アイ・ディフェンス・ジャパンからの情報によると、Chiliはリムーバブルドライブに書き込み可能なディスクがある場合に、自己コピーをそのディスクに作成するワームである。サイズが45,056バイトとなっており、電子メールなどの媒体を介して他のコンピューターに拡散する。実行されると、ローカル時間と「Guarde Toda Informacion Para no」「Perderla, tiene Poco Tiempo・」といったメッセージが赤色で表示される。Chiliは、A:ドライブに自己コピーをSystem.exeとして作成しようとする。このファイルは、フォルダのように見えるが実際は.exeファイルである。さらにWindowsの起動時にこのファイルを実行するように、Windowsのレジストリも書き換える。