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2018.09.24(月)

インフォシークの運営する「COOL ONLINE」のメールサーバに不正中継問題

 株式会社インフォシークの運営するインターネットサービス「COOL ONLINE」で利用しているSMTPサーバのひとつ "www.cool.ne.jp" に、不正中継可能な問題があり、不正中継データベース ORDB などに登録されていることが判明した。 「COOL ONLINE」は、株式会社コミュニケ

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 株式会社インフォシークの運営するインターネットサービス「COOL ONLINE」で利用しているSMTPサーバのひとつ "www.cool.ne.jp" に、不正中継可能な問題があり、不正中継データベース ORDB などに登録されていることが判明した。
「COOL ONLINE」は、株式会社コミュニケーションオンラインが楽天株式会社に買収されたのにともない、11月1日から株式会社インフォシークに運営が移管されており、移管直後の不祥事となった。
 同サービスでは、40以上のメールサーバ(IPアドレス単位)が利用されているが、そのうち不正中継データベースに登録されていたメールサーバは複数あり、それらのサーバがさらに複数の不正中継データベースに登録されていた。メールサーバの管理状態が不適切であったことをうかがわせる。

 スパムメールを送る際に、第三者のメールサーバを利用することを不正中継と呼ぶ。主にスパムメール業者が利用する他、正体を知られたくない犯罪行為などに利用されることもある。
 通常のサーバは、不正中継に利用されないような設定を行っているが、中には、きちんと設定されていないサーバもあり、不正中継が可能なサーバは、スパム業者の温床になってしまう。こうしたサーバからは、さまざまなスパムメールが届くため、不正中継を許しているサーバからのメールを受け取らないようにしている企業も増えている。
 不正中継を許しているサーバの情報は、いくつかの不正中継データベースが提供を行っており、これらのデータベースに登録されているサーバからのメールを受け取らないようにしている企業も増えている。
 また、スパム業者がこれらのサーバを悪用している可能性も高く、その場合、不正中継を許しているサーバは、間接的にスパム被害を与えていることになる。

今回、株式会社インフォシークの運営していたメールサーバは、任意の第三者が自由にメールを送信することのできる状態であったとされている。パブリックなネットサービスを提供する事業者は十分な注意が不可欠である。


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《ScanNetSecurity》

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