セキュリティ対策ソフトとして大きなシェアを持つ2メーカーから、個人向けソフトの新バージョンが発表された。シマンテックの「Norton Internet Security 2003」およびトレンドマイクロの「ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ」だ。前者は10月17日、後者は11月1日より発売される。両製品ともウイルス対策だけでなく、不正アクセスや個人情報漏洩を防止する機能を装備し、PCをインターネットの脅威から総合的に守ってくれる。 Norton Internet Security 2003では、設定画面自体にパスワードをかけられるようになり、プログラム改ざん防止機能が装備された。スパムメールを受信しないようにすることも可能だ。ウイルス対策ではセキュリティホールを悪用するタイプや、トロイの木馬型にも対応したほかインスタントメッセンジャーの受信データもチェックする。パーソナルファイアウォール機能では、パケットごとにデータテストを行い、攻撃があった場合には自動的に通信を遮断するようになっている。攻撃元をバックとラップし、地図上に表示する機能も装備された。操作画面がシンプルになったこともポイントだ。