【詳細情報】Perlスクリプトを利用するLithlogトロイの木馬 | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

【詳細情報】Perlスクリプトを利用するLithlogトロイの木馬

◆概要:
 Lithlogはバックドア型トロイの木馬で、Perlスクリプトを利用してデータを盗み出す。 Lithlogのサイズは8,972バイトで、一般的に電子メール、ネットワーク、リムーバブルメディア、インターネットリレーチャットなどのファイル共有手段を介して他のコンピュー

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◆概要:
 Lithlogはバックドア型トロイの木馬で、Perlスクリプトを利用してデータを盗み出す。 Lithlogのサイズは8,972バイトで、一般的に電子メール、ネットワーク、リムーバブルメディア、インターネットリレーチャットなどのファイル共有手段を介して他のコンピューターに感染する。

 Lithlogスクリプトを実行すると、リモートIPアドレスへのアクセスをログに記録し、その結果をcgi-binserverlist ディレクトリーのaccess.log ファイルに記録する。さらにLithlogは、パスワード、ポートや、攻撃に役立つその他のデータをログに記録する。攻撃者は、クライアントコンポーネントを利用して脆弱データにアクセスする。


◆情報ソース:
・Trend Micro Inc. ( http://www.trendmicro.com/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=PERL_LITHLOG.A&VSect=T ), July 30, 2002

◆キーワード:
 Trojan: Password stealing

◆分析:
 (iDEFENSE 米国) 攻撃者は、Lithlogを利用して、機密情報の盗用や、コンピューターとさまざまなアカウントに対する攻撃を簡単に実行することが可能。

◆検知方法:
 cgi-binserverlistディレクトリー内のaccess.logを探す。

◆リカバリー方法:
 Lithlogに関連する全てのファイルを削除し、破壊・破損したファイルをクリーンなバックアップコピーで修復する。ファイアウォールを利用して全ての通信を監視・管理し、リモート攻撃者がインストールした可能性のある悪意のあるプログラムを完全に除去する。全てのパスワードを変更し、コンピューターの防御を強化する。

◆暫定処置:
 全ての新規ファイルを慎重に管理し、経験則を用いる最新のアンチウイルスソフトウェアでスキャンしてから使用する。ファイアウォールを利用して、全ての通信を監視・管理する。

◆ベンダー情報:
 現在、トレンドマイクロ社のアンチウイルスソフトウェアで、この新しい悪意のあるプログラムへの対応が可能である。また、他のアンチウイルスソフトウェアも、経験則を用いてこのLithlogを検知できる可能性がある。


※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
 ( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
  アイディフェンス社の iAlert サービスについて
  http://shop.vagabond.co.jp/p-alt01.shtml
  情報の内容は以下の時点におけるものです。
 【14:24 GMT、08、22、2002】
《ScanNetSecurity》

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