◆概要: Ehud GavronのTrACESrouteユーティリティのターミネーター機能にある、ローカルで悪用可能なフォーマット文字列の脆弱性を利用する新しいコードが公開された。この悪用により、攻撃者は任意の値を任意のメモリー位置に書き込むことができる(ID# 109965, June 19, 2002)。アプリケーションは簡単なtracerouteプログラムである。 悪用コードのコピーは、 https://ialert.idefense.com/idcontent/2002/ExploitCode/TrACESroute.tgz で入手可能。◆情報ソース: BugTraq (SpaceWalker, spacewalker@minithins.net), July 21, 2002◆分析: (iDEFENSE米国)悪用により、アプリケーションをインストールし実行しているホストで、ローカルユーザーがより上位の特権を取得できる可能性がある。◆検知方法: TrACESroute 6.0 GOLDで悪用が可能である。◆暫定処置: ユーザーがsetuidビットにアクセスする必要がない場合は、ユーティリティからsetuidを削除する。※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン ( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。 アイディフェンス社の iAlert サービスについて http://shop.vagabond.co.jp/p-alt01.shtml 情報の内容は以下の時点におけるものです。 【18:18 GMT、07、23、2002】