情報処理振興事業協会セキュリティセンターは7月26日、2002年第2四半期(4月〜6月)の不正アクセス届出状況を発表した。届出件数は前年同期とほぼ同水準の合計170件。前年同期に73%(129件)を占めていたワームに関する届出に代わり、不正なアクセス形跡を発見した「アクセス形跡(未遂)」の届出が105件で、全体の約6割を占めた。これはワクチンソフトおよびファイアウォールの導入の浸透による効果があるものと思われる。実被害があった届出は53件。被害原因のトップは、「古いバージョン、パッチ未導入など」で合計8件、次いで「設定の不備」によるものが6件、原因不明のものが20件だった。http://www.ipa.go.jp/security/crack_report/20020726/02q2.html