情報処理振興事業協会は7月5日、2002年上半期及び6月の不正アクセスの届出状況を発表した。上半期の届出件数は409件で、前年同時期(237件)の1.7倍に上った。このうち実被害があった届出は128件。主な被害原因として「古いバージョン、パッチ未導入」(23件)、「設定不備」(18件)であった。6月度の届出件数は43件。新たに発見された脆弱性情報の中で特に注意を要する情報として、広く利用されているWebサーバソフトウェアであるApacheにおいて脆弱性があり、この脆弱性を悪用したワームによる攻撃も確認されている。http://www.ipa.go.jp/security/crack_report/20020705/0206.html