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2018.06.21(木)

Peekabootyグループが政府の検閲を回避〜Peekabooty Group Attempts to Foil Government Censors〜

国際 海外情報

◆概要:
 Peekabootyの開発者が、匿名ウェブブラウジングツールに対する政府の検閲を回避しようとしている。公式のウェブサイトには、「Peekabootyプロジェクトの目的は、現在多くの国で行われているWWWの全国的な検閲を回避する製品を作成することにある」と記載されている。

 インターネット上にある各Peekabootyノードは、中央のサーバーを使用せずにクライアントとサーバー両方の役割を果たし、128ビットのSSLを用いて他のノードと通信する。これに対し、政府は偽のノードを展開して、隣接するノードのIPアドレスを明らかにすることで、Peekabootyのネットワークをマップしようとする可能性がある。ところが、PeekabootyはIPアドレスからではなく仮想回線番号からリクエストを転送するのだ。

 つまり、1つのPeekabootyノードが把握できるのは、直接接続しているノードのIPアドレスだけということになる。たとえば、ノードBはノードAとCのIPアドレスは把握できるが、DやEのIPアドレスは把握できない。政府がノードを合法化するために偽のノードの割合を大幅に増やさない限り、インターネット上の全PeekabootyノードのIPアドレスを明らかにすることはほとんど不可能といえる。

 最近サンフランシスコで開催されたCodeConハッカー会議で、開発者のPaulBaranowski氏によってPeekabootyのベータバージョンが実演されたが、同氏はその折に「神に近い攻撃者(god-like attacker)」プランについて語っていたという(ID#107875, March 5,2002)。Baranowski氏によると、フルバージョンのPeekabootyが完成するまでにはまだ半年ほどかかるらしいが、「Hacktivismo」という名称で知られるハッカー集団、Cult of the Dead Cow(cDc)の1グループが既に http://www.peek-a-booty.org に新しいサイトを開いており、完成品が出来上がり次第ここからダウンロードできるようにするという(ID# 104757, July 17, 2001)。

◆情報ソース:
・ iDEFENSE Intelligence Operations, March 02, 2002
・ Peek-a-Booty (http://www.peek-a-booty.org), March 07, 2002

◆分析:
(iDEFENSE 米国)インターネットコンテンツが厳しく検閲される国の人々に対して匿名性を供給することが出来れば、この新しいツールが情報の自由化に寄与できる可能性はある。特に、中国やサウジアラビアなど、政府によって不適切と判断されるような情報や記事を閲覧し、処理するだけで大きな社会問題になるような国にとっては朗報と言えるかも知れない。


※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
 ( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
 情報の内容は以下の時点におけるものです。
 【01:25 GMT、03、14、2002】

《ScanNetSecurity》

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