情報処理振興事業協会(IPA)は、2002年2月のコンピュータウイルス届出状況を発表した。この報告書によると、2月の届出件数は1439件で、実質率は13.6%から8.8%と大きく減少している。これは、W32/Badtransウイルスの亜種が1月の1381件から2月は649件に減少したことが大きな要因であるが、W32/Klezウイルスの亜種が2月から届出を増加したとのこと。W32/BadtransウイルスもW32/Klezウイルスもセキュリティホールを悪用するもので、この種のウイルスが以前として届出の6割を占めている。情報処理振興事業協会では、Windowsユーザに対し、早急にアップデートをするよう勧めている。http://www.ipa.go.jp/security/txt/2002_03outline.html