12月4日ロンドンにあるイングランド・サッカー協会の本部に何者かが侵入し、ノートパソコン数台が盗まれた。それにより2002年6月に開催されるワールドカップ期間中、イングランド・サッカーチームのセキュリティが侵害される危険性が浮上してきた。盗まれたのは、ノートパソコンの他にハードドライブと何千枚ものディスクだ。ディスクには、銀行口座番号など機密情報が含まれていたと見られる。被害に遭ったロンドン本部は、4ヶ月前にも同様の窃盗被害を受けており、有名サッカー選手の自宅住所や電話番号などを含んだコンピュータが盗まれた。 今回盗まれたノートパソコンには、ワールドカップ・チームのセキュリティ計画やワールドカップ開催国である韓国、日本への旅行日程が含まれていた。同本部の建物には、CCTV や電子ドアを始めとするハイテク・セキュリティ・システムが装備されていたという。同協会の広報担当者は「二度も泥棒に押し入られ、早急に防犯体制を強化する予定だ」と述べた。