概要: ネットワーク・アソシエイツ社製 WebShield のSMTPアプリケーションは、MIME規格に従わない方式でエンコードされた添付ファイルを正しく認識しないため、添付ファイルは WebShieldのコンテンツフィルタリングの対象とならない可能性がある。 WebShieldは、受信メールに悪意あるコード(ウィルスなど)が含まれてないか、メールを分解・スキャンするツールである。MIMEは、複数のデータをメールに格納する方式である。しかしWebShieldは、間違った方式で MIMEエンコードされた添付ファイルを正しく認識しないため、添付ファイルのコンテンツを検証することなく通してしまう。情報ソース:BugTraq (Jari Helenius, jari.helenius@mawaron.com), Nov. 29, 2001分析: この脆弱性を利用した場合、WebShieldから隔離されることなく、どんな種類の悪意コードでもターゲットに送ることが可能となってしまう。ユーザーが送信元を確認せずメールを開く傾向がある場合、この脆弱性は特に危険となる。検知方法: Windows NT 4.5 及び 4.5 MR1a 向けの WebShied SMTPが脆弱暫定処置: ユーザー側での注意が必要だが、拡張子に基づいた既存のコンテンツ・フィルタリングのルールに、怪しいエンコード方式を検知するようなルールを追加する。例えば、"audio/x-wav" というエンコード方式は、Nimdaのようなワームで使われた実績があるため、そのようなエンコード方式を本文に含むメールはフィルターする、などの方法。(詳しくはScan Daily EXpress本誌をご覧下さい) http://vagabond.co.jp/vv/m-sdex.htm※この情報はiDEFENSE社( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。情報の内容は以下の時点におけるものです【17:29 GMT、12、03、2001】