11月28日に CERT に IE の telnet 脆弱性が報告された。30日には、CIAC にもレポートがあがっている。 Microsoft Internet Explorer (IE) calls telnet.exe with unsafe command-line arguments ("Telnet Invocation") http://www.kb.cert.org/vuls/id/952611 Microsoft Internet Explorer calls telnet.exe with unsafe command-line arguments http://www.ciac.org/ciac/bulletins/m-024.shtml この脆弱性は、HTML ページに telnet タグを埋め込むことにより、利用者のクライアントの telnet クライアントを起動するものである。telnet クライアントのタグで悪意あるコードを記述することで、telnet で可能なさまざまなコードを実行できる。 わかりやすい攻撃としては、スタートアップに不正なプログラムファイルをダウンロードしておくなどである。 この telnet 脆弱性は、HTML ページにしかけるトラップのひとつとして利用されていた。例えば、利用者は、proxy を経由するなど、さまざまな方法で、自身のIPアドレスを隠蔽することが可能である。しかし、telnet を起動させることにより、端末のIP アドレスを特定することができる。かなり強引かつ有効性には疑問があるやり方であるが、一部では、利用されることもあったらしい。