三分の二のコンピュータ・システムがセキュリティ審査に落第(米政府機関) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.10.18(水)

三分の二のコンピュータ・システムがセキュリティ審査に落第(米政府機関)

国際 海外情報

 下院政府改革委員会のStephen Horn下院議員(共和党、カリフォルニア州選出)は11月9日の公聴会で「米同時多発テロ発生以降、空港やビルの警備がさらに厳しさを増す一方で、政府機関のコンピュータ・ネットワークはハッカーやテロリストの攻撃に対し未だ脆弱である」と指摘した。同氏によると、国防総省、商務省、エネルギー省、司法省、財務省を含む約三分の二の政府機関が昨年9月に下されたセキュリティ評価 D からF ランクに下がり、落第の烙印を押された。調査対象となった24の政府機関の中で最も評価が高かったのは、国立科学財団の"B+"だった。その他、社会保障庁が"C+"、NASAは"C-"となっている。

 それらの評価はGAO(会計検査院)の調査員がOMB(行政管理予算局)から提供された情報に基づき決定される。新たに制定された連邦法の下、各政府機関はコンピュータの安全性実現に向けた施策を定期的にOMBに報告することを義務付けられている。また、GAOは定期的に政府機関コンピュータにハッキングを行ってセキュリティ・テストを実施しており、GAOがハッキングに失敗することは稀だったという。一例をあげると、GAOは8月、財務省内にパスワードを必要としないコンピュータがあることを発見した。つまり、職員はパスワード欄に"password"と入力してログインしていたのである。さらにパスワードの全リストが財務省のコンピュータに暗号化されないまま保管されていた。

 Horn 下院議員は今回の調査結果に関し「多数の政府機関はコンピュータ・セキュリティの改善努力を怠っているようだ。深刻なハッキング事件が発生しなければ、本腰を入れないということなのか?」と依然として改善されない情況に苦言を呈した。
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

国際 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 搾取される底辺サイバー犯罪者、無料配付トロイにはバックドア(The Register)

    搾取される底辺サイバー犯罪者、無料配付トロイにはバックドア(The Register)

  2. セキュリティ人材の慢性不足、海外の取り組みは(The Register)

    セキュリティ人材の慢性不足、海外の取り組みは(The Register)

  3. SMSによる二要素認証が招くSOS(The Register)

    SMSによる二要素認証が招くSOS(The Register)

  4. フィッシング詐欺支援サービスの価格表(The Register)

  5. 「Tor 禁止令」を解く Facebook、暗号化の onion アクセスポイントを宣伝~これからは暗号化通信も完全に OK(The Register)

  6. iCloudからの女優のプライベート画像流出事件、容疑者がフィッシングの罪を大筋で認める

  7. Mac OS X のシングルユーザモードの root アクセス(2)

  8. Cisco のセキュリティビジネスに市場が多大な関心を寄せる理由(The Register)

  9. AWS 設定ミスでウォールストリートジャーナル購読者情報他 220 万件流出(The Register)

  10. Anonymousが幼児虐待の秘密の拠点を閉鎖~Tor小児愛者を攻撃し氏名を暴露(The Register)

全カテゴリランキング

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×