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2017.11.20(月)

カリフォルニアの空港は、セキュリティ対策として、顔認識システムを採用

国際 海外情報

概要:
 フレズノ・ヨセミテ国際空港のセキュリティ・チェック・エリアは、デジタルビデオカメラにより空港利用者の顔を撮影し、予め登録されている犯罪者およびテロリストのデータ・ベースと照合するセキュリティ対策を採用。データ・ベースに必要なデータは司法省、FBIおよびCIAより提供されている。カリフォルニア州の空港もViisage Technologies社(2001年9月17日 ID#105539)の開発した顔認識システムを採用している。 Viisage社の顔認識ソフトは、顔から128の情報を読み取り、データ・ベースと比較していくシステムである。合致する"顔 "が発見されると警備員に知らされる。

 しかしながら、顔認識ソフトの精度について疑問を持つ専門家も少なくない。顔認識システムの為にビデオカメラを製造しているPelco.comLtdによれば精度は75%程度との事。他の空港から引き合いはあるものの、Viisage社と共同開発したこのシステムの精度が上がるまで、同社は販売しない事を表明している。Pelco社のスポークスマン、Ron Cadle(ロン・ケードル)氏は 500人あるいは1,000人単位で、3人までの誤判定を含めて95パーセントの精度に達するまで性能向上にたいする努力を続ける必要がある"と語っている。

 Pelco社はさらに45日間にわたりフレズノ空港にあるシステムで実証テストを行う。この際、顔認識システムの精度を上げる為、Viisage社と競合する会社のソフトでの検証も行い、より精度の高いソフトの判定を行う。

 また、Pelco社はフレズノ空港に引き続き、次のテストが行われる空港はサンフランシスコ国際空港である事を示唆している。 サンフランシスコ空港でのテストは2002年の上旬に開始する予定である。

 Viisage Technologies Inc.はマサチューセッツ州のリトルトンに本社があり、顔認識システムを公共及び民間会社に提供している。 Pelco社はカルフォルニア州のクローヴィスに本部がある、主に映像を利用したセキュリティ関連の開発、設計、製造を行っている。

情報ソース:
Viisage Technologies Inc. Nov. 19, 2001
http://www.viisage.com/facialrecog.htm
Pelco.com Ltd. Oct. 26, 2001
ftp://www.pelco.com/pelcopress/pelcomatch.pdf
TechTV Nov. 15, 2001
http://www.techtv.com/news/culture/story/0,24195,3360832,00.html
CNet News.com Sept. 14, 2001
http://video.cnet.com/cgi-bin/visearch?user=cnet_news&template=playhiasf.html&query=viisage
Pelco.com Ltd. Nov. 19, 2001
http://www.pelco.com/about/

分析:
 テロ事件以降、航空会社と政府関係機関は既存の技術を応用したセキュリティ強化の検討を続けてきている。顔認識システムは今後のハイジャック防止の一躍を担う可能性がある。顔認識システムは100個所以上のカジノと欧州の2つの空港で使用されている。カジノではカードの枚数を数える人や"ずる"をする人を監視する為に設置されている。ラスベガスの有名なカジノ、ストラトスフィアでも採用されているシステムである。従い、データベースを変更するだけでこの技術は応用が可能である。あるカジノではサングラスを使用し、髭などを生やして人相を変えても顔認識システムで検知する事が出来た事例報告もある。

 批評家の中には、誤って検知された善良な市民が犯罪者扱いされるという問題を指摘する声もある。しかしながら、多少の誤判定による確認作業が増えたとしても、なにもしないでテロリストが航空機に搭乗するよりは良いと考えなければならない。


(詳しくはScan Daily EXpress本誌をご覧下さい)
http://vagabond.co.jp/vv/m-sdex.htm

※この情報はiDEFENSE社( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。情報の内容は以下の時点におけるものです
【16:42 GMT、11、20、2001】

《ScanNetSecurity》

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